電気伝導度測定について

投稿日:2021年03月19日
更新日:2021年08月04日

測定方式

電気伝導度の測定は、2極法、4極法、電磁誘導がある。

測定原理

2極法:電解質溶液の電気伝導度は溶液中のイオン濃度に依存し、金属の導体と同様にオームの法則に従う。一対の電極間の液抵抗から導電率を算出

4極法:4つの電極を設けて両端の電極に電流を流し内側の電極で電圧を取り出し導電率を算出

電磁誘導:2個のトロイダルコイルを測定液中に置き、交流電圧を印加することで溶液の電気伝導率に比例した誘導電流が発生し、二次コイルの電圧から導電率を算出

特徴と問題点

2極法
・広範囲の測定が可能
・分極による影響があり相対的に安定性が乏しい

4極法
・広範囲の測定が可能
・分極の影響がなく、安定した測定が可能

電磁誘導
・溶液の強電解質溶液の測定が可能
・少量測定や低電気伝導率の測定には不向き
・溶液の濃度計として利用が可能

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